ロワードショップではP.i.dをはじめ、
様々な素材を使ったレザーバッグ・革小物を取り扱っています。
ここではレザーの種類と特徴、それにまつわる用語を簡単にご紹介。
※画像をクリックすると各レザーの説明に飛びます。
皮を革にする工程。なめしていない状態を「皮」なめした状態を「革」と呼び区別します。
皮自体はそのまま放置するとすぐに腐敗、乾燥などすると非常に硬くなり柔軟性がなくなる特徴があるため、
その欠点を解消する為になめしが行われます。
タイコと呼ばれる回転する大きな容器に皮と共に植物性渋や薬品を入れ、回転させてなめしを行います。
鞣し革業者や皮革製造業者を「タンナー」と呼びます。
・タンニンなめし
タンニンは100%植物性のエキスのことで、皮を革にする際には様々な種類から混合して使用されます。
そこの製法で作られた革は伸縮性が小さく形状に変化が少なくなり、素材自体を非常に丈夫に保つことができます。
ロワードのバッグにはタンニンなめしのレザーを使ったものが多いです。
・クロムなめし
クロムは塩基性硫酸クロムと呼ばれる化学薬品のこと。
柔らかく頑丈な特性を持つためクロムなめしの革は車やソファなどに使われています。
市場の革製品のほとんどがクロムなめしと言われています。
・コンビネーションなめし(混合なめし)
クロムでなめす、再度同じ工程でタンニンでなめす手法。
逆の順序でタンニン主体のなめしを行うことで、通常のタンニンレザーよりも変色・変化が控えめで
お手入れが比較的手軽な両なめしの利点を併せ持った素材を生成することも可能です。
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レザー製品の多くに使われている素材。
牛革全般の特性として、緻密な構造で体の部位による差が少ないという点から、皮革の最高素材として扱われています。
ロワードでは主に大人のゼブー牛を使用。
ゼブー牛とは?
水牛の一種で、首から肩にかけて大きなこぶを持つ「コブウシ」という種類の小柄な牛。
ゼビュー(Zebu)、ゼビュー牛とも呼ばれています。
バングラデシュの地域で家畜化されているため、このゼブー牛の革をバングラ革、バングラレザーとも呼びます。
他の牛に比べ体格が小さく、きめ細かい肌質で引き締まった質感を持ちます。
繊維が詰まっていることから少し重くなる反面、型崩れがしにくく革にコシとハリ感を持つといった、牛革らしさが特徴。
また、牛革は牛の成熟度や性別によって革の質が変化するため、それぞれ呼称が付いています。
ゼブー牛は大人も小柄で、上の牛革と比較すると、カーフより大きくキップより小さいです。
ステアを使ったシリーズ