革素材について

ロワードショップではP.i.dをはじめ、
様々な素材を使ったレザーバッグ・革小物を取り扱っています。
ここではレザーの種類と特徴、それにまつわる用語を簡単にご紹介。

レザーの種類

※画像をクリックすると各レザーの説明に飛びます。

「鞣し(なめし)」とは?

鞣しイメージ

皮を革にする工程。なめしていない状態を「皮」なめした状態を「革」と呼び区別します。
皮自体はそのまま放置するとすぐに腐敗、乾燥などすると非常に硬くなり柔軟性がなくなる特徴があるため、 その欠点を解消する為になめしが行われます。
タイコと呼ばれる回転する大きな容器に皮と共に植物性渋や薬品を入れ、回転させてなめしを行います。
鞣し革業者や皮革製造業者を「タンナー」と呼びます。


・タンニンなめし
タンニンは100%植物性のエキスのことで、皮を革にする際には様々な種類から混合して使用されます。
そこの製法で作られた革は伸縮性が小さく形状に変化が少なくなり、素材自体を非常に丈夫に保つことができます。
ロワードのバッグにはタンニンなめしのレザーを使ったものが多いです。


・クロムなめし
クロムは塩基性硫酸クロムと呼ばれる化学薬品のこと。
柔らかく頑丈な特性を持つためクロムなめしの革は車やソファなどに使われています。
市場の革製品のほとんどがクロムなめしと言われています。


・コンビネーションなめし(混合なめし)
クロムでなめす、再度同じ工程でタンニンでなめす手法。
逆の順序でタンニン主体のなめしを行うことで、通常のタンニンレザーよりも変色・変化が控えめで
お手入れが比較的手軽な両なめしの利点を併せ持った素材を生成することも可能です。

用語解説

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型押しについて

型押しについて

革本来の風合いは失われますが、デザイン性の洗練や、型崩れの防止効果、
ケアがしやすいといったメリットがあります。
角シボ、シュリンク調シボ、水シボなどバリエーションは様々。

角シボ型押しのシリーズ

  • セルヴァ
  • ウォルテ
  • フランコ

シュリンク調シボのシリーズ

  • スビル
  • フォリア
  • デフィー

水シボのシリーズ
クロッシュ

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シュリンクレザーについて

シュリンクレザーについて

「シュリンク」は「縮む」の意。
タンニン鞣し革をさらにタイコに入れ回す事によりキュッと縮めたもので、
表面に無数の不規則なシボやシワができ独特の味わいと深い表情が出てきます。

シュリンクレザーのシリーズ
クリエ

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ヌメ革について

ヌメ革について

植物性タンニンで鞣したのち表面加工をせずプレーンな状態の、丈夫で長く使える革です。
もっともナチュラルに仕上げられた革であるために傷がつき、色落ちすることもありますが、
使い込む程に革が馴染み、手脂や日光、水(雨)などにもまれ革本来の脂分が出てくることで艶が増していきます。
革小物の内装としてコンビ素材として使われることも多いです。

ヌメ革を使ったシリーズ

  • ファクター
  • ヴァスト
  • ウォルテ
  • フォリア
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スムースレザーについて

スムースについて

表面に型押しなどの加工を行わない、すべすべしたスムース調の革。
そのような革の総称であるため、同じ「スムースレザー」でも革によって堅さや使われる皮の種類も仔牛から成牛までそれぞれ違います。
加工の仕方には表面の素材をそのまま生かしたものと、バフと呼ばれるやすり掛けをした後に塗装仕上げしたものがあります。

スムースレザーを使ったシリーズ

  • あるタール
  • エクリール
  • ネムス
  • ラシオ
  • ヴェルデ
  • フランコ
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イタリアンレザーについて

イタリアンレザーについて

伝統あるタンナー(鞣し革業者)たちが活躍する地域であるイタリアで産出されるレザーの総称。
長く使っても変色が生じない、綺麗な色使いが特徴。
大規模タンナーであるマストロット社
老舗タンナー「MONFRINI PELLAMI S.R.L」(モンフリーニ・ペラーミ) 社
トスカーナ地方サンタクローチェの名タンナーYANKEE社などがあります。

マストロット社製
フォリア

モンフリーニ・ペラーミ) 社製

  • ウォルテ
  • エルヴィータ

YANKEE社製

  • フランコ
  • ヴェルデ
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オイルレザーについて

オイルレザーについて

その名の通り革に植物性のタンニン鞣しの工程時に、豊富にオイルを含ませた革。
光沢による味を出したり、経年変化が美しくなる、傷に強くなる、撥水作用などの豊富なメリットがあります。

オイルレザーを使ったシリーズ
バイト

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レザーの種類

牛革

牛側について

レザー製品の多くに使われている素材。
牛革全般の特性として、緻密な構造で体の部位による差が少ないという点から、皮革の最高素材として扱われています。
ロワードでは主に大人のゼブー牛を使用。

ゼブー牛とは?

水牛の一種で、首から肩にかけて大きなこぶを持つ「コブウシ」という種類の小柄な牛。
ゼビュー(Zebu)、ゼビュー牛とも呼ばれています。
バングラデシュの地域で家畜化されているため、このゼブー牛の革をバングラ革、バングラレザーとも呼びます。
他の牛に比べ体格が小さく、きめ細かい肌質で引き締まった質感を持ちます。
繊維が詰まっていることから少し重くなる反面、型崩れがしにくく革にコシとハリ感を持つといった、牛革らしさが特徴。

また、牛革は牛の成熟度や性別によって革の質が変化するため、それぞれ呼称が付いています。

  • ◆ハラコ
    胎児や生後間もない子牛の革。「腹子」と表記し、死産した子牛などからのみ採取される高級素材。
  • ◆カーフ
    生後6ヶ月以内の子牛の革。大人の牛革よりも柔らかく緻密で軽いといった特徴を持ちます。皮革素材の中でも上質で希少価値が高い。
  • ◆キップ
    生後1年以内の子牛の革。カーフスキンの次に上質な皮であり、高級ブランドで用いられやすい牛革。
  • ◆ステア
    生まれて2年以上の大人のオス牛の革。カーフやキップよりも革が厚く多少の傷が出てくる。
  • ◆カウハイド
    生後2年経過し、出産を経験したメスの牛の革。ブルハイドよりも柔らかい。
  • ◆ブルハイド
    生後2年を経過し、去勢されていないオス牛の革。牛革のなかでは一番硬く固く丈夫。去勢されていない牛はオス同士の決闘により傷が多いため、ワイルドな革製品に用いられる。

ゼブー牛は大人も小柄で、上の牛革と比較すると、カーフより大きくキップより小さいです。


ステアを使ったシリーズ

ファーネ

ゴートレザー

ゴートレザーについて

きめ細やかでしなやか、高級感のあるツヤと、揉むと美しいシワができる肌触りの良い質感。
その美しさからハイブランドにも使用される山羊の革。
牛革よりも薄く軽量なため型崩れがしにくく水や湿気にも高い耐久性を持つ丈夫さを持ちます。
レザーのアイテム初心者にも使いやすくおすすめ。


ゴートレザーを使ったシリーズ

  • クルザール
  • アルス

コードバン

コードバンについて

馬の臀部から採れる高級皮革。
独特の硬質な素材感と、使用することで輝きを増す艶感から 「キングオブレザー」「革のダイヤモンド」と称されています。
キメが細かく、非常になめらかでしっとりとした質感が特徴です。


コードバンを使ったシリーズ

ヴァスト